旅は人生なり
現地ブログ
2010.03.05 モルディブ/マーレオフィスより 国立博物館
マーレオフィスに勤務しています川野です。
今回は、 マーレ サルタン・パークと国立博物館をご紹したいと思います。
No.1 Jetty からイスラミック・センターとポリス(警察署)の間の道に入り、
センターの壮大なモスクを右に見ながら進むと、噴水のモニュメントを経てサルタ
ン・パークにつきあたります。
ここはかつてサルタン宮殿があった場所で、その敷地は現在サルタン・パークに、
宮殿の一部であった3階建ての建物はNational Museum(国立博物館)として公開され
ています。
モルディブは1153年に仏教からイスラム教へ改宗したとされていますが、イスラム改
宗以前の時代の貴重な出土品が多数ここに展示されています。
中でも目を引くのが珊瑚石から彫られた仏陀の頭部(Thoddoo島、Alif Atoll出
土)。
古代ギリシャの彫刻に見られるアルカイック・スマイルのような笑みをうかべていま
す。
そのほか仏陀の坐像、ジャワの影響が見られる神像の頭部など、あちこちの島からの
出土品が並んでいます。
怖いけれどもどこかユーモラスな感じもする形相が掘られた円柱は、マーレの東部で
発掘されました。
館内のガイドによれば、イスラム改宗以前のモルディブでは仏教のほか、
ヒンズー教、太陽や星を崇拝する宗教などが混じりあい共存していた形跡があるのだ
そうです。
モルディブ人はどこからきたのか?という疑問にも、これらの出土品がヒントを与え
てくれるかもしれません。
古来よりインド洋を行き交う船の主要なルートに位置していたモルディブに最初に
やって来た人々については
詳しいことは分かっておらず、インド、スリランカ、マレー半島、アラブやアフリカ
からの移住者など様々な説があり、ロマンをかきたてます。
モルディブのあちこちの島でその古い歴史を物語る遺跡が発掘されていますが、
まだ発見されずに眠ったままの重要な遺跡も多いとされ、
また発見されても正しい保存や修復が行われていないために風雨にさらされたまま傷
みつつあるケースが少なくないようです。
もっと歴史学や考古学的見地からの研究が進み、美しいビーチやスパだけではない、
その豊かな歴史にスポットが当たると良いと思います。
投稿者 blog担当 (10:08) | PermaLink
この記事へのコメント
国立博物館に行くと歴史が感じ取られそうです。珊瑚石から彫られた仏陀の頭部などは結構珍しいと思います。
投稿者 Naka 2010年03月08日 14:06
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