旅は人生なり
現地ブログ
2010.07.30 モルディブ/マーレオフィス[独立記念日について]
モルディブでは今週7月26日、独立記念日の式典が行われました。今回はその記念日に密着いたしました。
【独立記念日(Independence Day : 7月26日)】
モルディブは12世紀半ば、アラブ人によってイスラム教が伝えられイスラム国家となり、その後、ポルトガル、オランダ、イギリスの保護国となりました。 そして、1965年7月26日イギリスより独立。独立した時は君主国でしたが、1968年に共和国に移行となり、現在のモルディブ共和国が誕生しました。 それでは、2010年7月26日の独立記念日には何が行われたのか、お伝えして参りたいと思います。
~マーレの様子~
早朝5時頃 第1回目のお祈り 午前6時 ジュムフーリー・メイダーン(市民憩いの公園)にて、モハメド・ナシード大統領の演説。その後、再びお祈り(通常この時間帯にお祈りは行われません)
午前7時 大統領オフィス前方周辺の海で、イベント(ウォーター・スポーツ)の開催
午前8時 新・省庁ビルのオープニング・セレモニー(いくつかの旧・省庁ビルがこの1つ のビルに集結)
午前9時 新・国立博物館のオープニング・セレモニー
-----------------------------この間もいくつかのイベントが開催---------------------------
午後5時~6時 ジュムフーリー・メイダーンで祝賀祭が開催 国家警備サービスと学生軍事団体によって行われるパレードで始まり、その後は、カラフルな衣装に身を包んだ子供達によるダンスが続きました。
----------予定では、この後もイベントの開催予定でしたが、悪天候のためキャンセルに----------
またこの日は、マーレ以外の島でも、新たな歴史が刻まれました。その一部をご紹介します。
■「更生センター(Correction Center)」の設立・・・これまでモルディブの刑務所システムは、18歳以下の子供が犯罪を犯した場合、成人と同じ刑務所に入所するシステムでした。しかし、現大統領の意向により、18歳以下の子供が犯罪を犯した場合に備え、この日、新たにマーレ近くのローカル島(フェイドゥ・フィノル/Feydhoo Finolhu)に「更生センター」が設立されました(以前からこの島は、モルディブ国防軍(MNDF/Maldivian Nation Defense Force)の管理下に置かれているそうです)。尚、この更生センターでは、子供達にイスラムの勉強を始めとし、学校教育の機会が与えられます。
■モルディブ初の「パイロット育成スクール(Flying School)」の設立・・・モルディブ最南端の島(アッドゥ/Addu)で、モルディブとスリランカ企業の共同出資により、この日オープンしました(7月26日は式典のみ)。今までモルディブ人がパイロットになるためには、アメリカやカナダに渡りパイロット免許を取得する必要がありましたが、これによりモルディブ国内でも免許の取得が可能となりました。取得可能な免許は、水上飛行機の免許、事業用の免許(国際線、国内線用の免許)、プライベート・ジェットの免許で、定員は60名。モルディブ人の場合は授業料が10%オフとのことです。すでに希望者が殺到しており、来月8月1日に正式開校します。
■モルディブ初 風力発電の建設開始・・・2つの島アッドウ(Addu)及びフアッムラッ(Fua-Mulah)の共同で、この日、風力発電の建設が始まりました。現状、モルディブ国内の発電方法はディーゼル発電で賄っており、地球環境を考慮している現大統領の試みで、風力発電のプロジェクトが実行されました。総着工費用は日本円にしておおよそ40億円にも及び、この2島で風力での発電を目指します。具体的には2020年までに、地球に優しいカーボン・ニュートラル(実質的にCO2排出量をゼロ)を目標に掲げています。
【独立記念日にともなう休日(7月27日)】
ナシード大統領の招待による、各国代表との晩餐会がマーレで開かれ、日本からも要人が出席しました。
【国立博物館(National Museum)】
中国政府の支援を受け、ユネスコ・プロジェクトの一環として建設されました。その影響からか、館内には多くの中国の展示品が見受けられます。
建物は3階建て。1、2階が博物館、3階がオフィスとなっております。
営業時間: 土曜日~木曜日09:00~12:00、14:00~18:00
金曜日 16:00~18:00、20:00~22:00
入場料: 外国人 $5/大人、$1/子供
※上記の営業時間及び入場料については確認中
各階では、次の展示品がお楽しみ頂けます。
■1階 サンゴでできた仏教品の彫り物、モルディブ伝統式家屋の模型、サルタン王ゆかりの品々、像の牙など
■2階 サンゴでできた仏教品の彫り物、サンゴ・貝の展示品、コーランの書物、中国の漆器、モルディブの民芸品、ドーニの模型、初めてモルディブで使用された電話機・タイプライター・プリント・マシン、主にインド洋に生息する魚のホルマリン漬けなど
また、7月30日まではオープン記念として、入場料なしで楽しむことができます。館内はモルディブ人はもちろんのこと、旅行客で大賑わいでした。
皆様いかがでしたでしょうか?次回はラマダンの様子をお届けいたします。
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