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トルコ
2007.03.30 【文明の十字路・エキゾティックな国トルコ】
1ドル=150万リラを1.5リラに
メルハバ!(トルコ語でこんにちは)
コックス・アンド・キングス・ジャパンでトルコの営業・手配を担当しているジェムです。
貨幣単位を切り替えるデノミは、日本でも度々話題になりましたね。新札の切り替えに伴う新規需要の喚起が、景気の刺激になるとの考えなどが主として政治家から示されました。
日本ではデノミ論議が収まっていますが、
トルコは今年デノミを実施しました。ドルとトルコリラとの交換レートは、開始以前1ドル約150万リラ。これではゼロが多すぎて不便が募り、昨年の1月にデノミ法が国会で成立したのです。今年1月に発行された新トルコリラはゼロを6つとって1ドル=1.5リラになりました。
トルコでデノミ論語が起きてきたのは1990年代の終わりごろです。こんなにゼロが増えたのはトルコが激しいインフレに見舞われたからです。ところが90年代終わりごろにはインフレが終息し、デノミの好機が訪れます。98年、トルコ政府は21世紀初頭の2001年にデノミの実施に踏み切ることを発表しました。
しかし、2001年にトルコは深刻な経済危機に陥り、世界通貨基金(IMF)から巨額の支援を受けて経済の立て直しに取り組みます。デノミの実施どころではなくなり、一旦は立ち消えになります。
再びデノミ論議が活発化したのは02年に新政権が発足してからです。物価の上昇は10%以下に落ち着きました。新政権は03年から準備を初め、デノミ法成立が現実となりました。
デノミを最も喜んでいるのは商店主たちです。以前はゼロが多すぎて値札に収まりきれなかった大きな数字が、ずっと簡略されたからです。電卓での計算も簡単になりました。
計画では今年から2年間は新旧の札が流通します。06年からは新札だけ、さらに15年には旧札は紙くずになります。10年かけてデノミを完成させる予定です。
