魅力ある国の旅情報

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チュニジア

2007.04.12  観光資源に恵まれた快適な地中海リゾート

クサール

かつてのベルベル人の住居は非常に興味深い。例えば、マトマタ周辺の山肌に多く見られる穴居住宅。最初は敵から身を隠すためで、済む目的で洞窟が掘られたわけではなかった。しかし、短時間身を隠すだけでは済まなくなったとき、穴居住宅が誕生した。岩壁に作られた横穴を抜けると、立方体の中庭があり、さらに周りに高さ6~7mほどの横穴が掘られ、住居として利用されるようになった。
夏は強い太陽をさえぎり、冬は保温にすぐれていた。外側からは非常に見分けにくく、見えても自然の洞窟のようにしか見えなかった。クレーターのように見える穴の側面から横穴を掘り進めるこの穴居住宅は、マトマタのみで見られる特別な構造だ。また、タタウィンの周辺にはゴルファの集合体クサールが多く見られる。ゴルファとは、かつて穀物やオイル、ダットなどのドライフルーツや家畜の餌の乾草などを貯蔵すた倉庫のこと。クサールはその倉庫を何層にも高く造り上げたもので、外敵から身を守るための砦としての役割も果たしていた。クサールはまた、祭りや集会が行われる公共の場所としての役割も果たした、50年ほど前までは、実際に利用されていた。


クサール・ハッダダ
クサール・ハッダダには、実に不思議な形をした建造物が建っている。その中を見てみると、はっきりとクサールの在り方がわかる。昔は人の住むところではなく、ここは穀物などを保管する倉庫として使われていた。てっぺんに近い壁に枝が突き出ているが、これは大きな袋を上の隨に運ぶため、ロープをかけて滑車のように利用していた。ここは映画「スターウォーズ」に出てくるルークの故郷として撮影に使われたところでもある。

クサール・ウレド・デパブ
ここは40年ぐらい前まで実際に使われていた。人が住むことはなく、このあたりの遊牧民が、夏の間だけ周りにテントを張って暮らしていたという。クサールは倉庫として使われ、数人の守衛が居るだけ。夏の問ここで遊牧民の交易や、嫁を探したり、結婚式を行ったり、彼らの集会ビジネス堀として機能してい た。クサール・ウレドは北アフリカのなかでももっともよい状態で残っているものとして知られている。ちなみにタタウィンの東はアラブの影響を色濃く受けており、西はベルベル人の伝統的な生活が残っているところとして位置づけることができる。