旅は人生なり
魅力ある国の旅情報
チュニジア
2007.04.13 観光資源に恵まれた快適な地中海リゾート
チュブルボ遺跡(ザグアーン)
まず、遺跡入口からフォーラム方面へ進んでみよう。
途中左手にあるのが製油所。この遺跡から、当時、円形の大きい石でオリーブをつぶし、浴室のようなプールにオイルを溜めていたことがわかる。
ここを過ぎて、左側にある広場がフォーラム。
市の中心となるオープン・スペースで、その3辺を円柱が囲んでいた。残りの北西の1辺はキャビトル。
168年に建てられたこの神殿は、コンモドゥスとマルクス・アウレリウスの2人の皇帝に捧げられたものだ。2m近い高さにある台座の上には、柱廊玄関を支えた8.5mの大理石の円柱だけが残る。また、神殿中央にあった高さ7.5mのユピテル神像の一部(頭部や足の部分)は、現在バルドー博物館で見ることができる。
フォーラムの北東の1辺には、クリアが面している。これは円柱に囲まれたタウン・ホールで、その反対側には211年に建てられたマーキュリー神殿がある。ここも今では円形に並ぶ8本の円柱の基部しか残っていない。
道を挟んだマーケットは、他の都市のものと同様、広場を囲むようにして3辺に小さな店が並んでいた。
マーケット隣の建物は、発掘されたモザイクからラビンスの家と呼ばれている。マーケットの西側には市民の住居跡が広がるが、ほとんど土台の部分しか残っていない。
遺跡の南側
マーケットを週ぎ、右手にある円柱に囲まれた広場がベトローニのバラエストラ。225年に市の有力者ペトロニウス・フェリックスとその息子によって、隣の夏浴場と共に建てられた複合施設だ。市民は隣の浴場へ行く前に、ここでボクシングやレスリングなどのスポーツでひと汗流していた。今でいうフィットネス・センターのよ
うなところだろう。この2つはつながっており、建物の外へ出なくても行き来できた。また、夏浴場の反対側にも、冬浴場と名付けられている浴場がある。
バラエストラの東南へ進むと、2つの神殿跡がある。手前がカエレスティス神の聖域、小さな門を挟んだ隣はバール神殿だ。カエレスティスは夕二卜女神のローマ版、バール神はフェニキア古来の神で、ローマ時代になってからも古来の神が信仰されていたことがわかる。しかし、後にキリスト教が国教になると、これらは教会に転用されていた。
