魅力ある国の旅情報

旅は人生なり

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ネパール

2007.04.23  壮大な大自然とそこに住む人々の透き通った瞳

ハヌマン・ドカ(カトマンドゥ)

ダルバール広場から北へ歩くと、旧王宮の入□前の広場に出る。銃剣を持った衛兵の立つ狭い入口の脇には、赤い布がかぶせられた猿神ハヌマンの像がある。ここがハヌマン門だが、旧王宮とその付近もハヌマン・ドカと呼ぱれている。
門をくぐって中庭ナサル・チョークへ。中庭北側(左側奥)の円形の五重の屋根をもつ建物は、パンチャ・ムクヒ・ハヌマン寺院。1886年以来、シャハ王家はダルバール・マルグの現王宮をその居城としているが、この中庭は、現在でも外国の元首が訪れたときなど国家行事催行に使用されている。


 中庭西側には小さなトリプヴァン博物館があって、ネバールが開国した激動の1951年に王位にあった、8代トリブヴァン王にまつわる品々が展示されている。この博物館の奥が本来の「旧王宮」だ。宮廷の起源はリッチャヴィ王朝時代にまでさかのぽるが、現在あるのはほかの建築物同様17~18世紀のマッラ王朝時代(3王国時代)に完成したもの。盆地先住民ネワール族の文化が花開いたこの時代の建築・装飾美術はすばらしく、その最高水準のものがここにある。中庭からは見えないが、ダルバール・スクエアに面している西欧風のファサードは、19世紀のラナ家専制時代に増築されたもので、カトマンドゥの美しい中世の終焉を象徴しているかのように周囲と不つり合いだ。
中庭南側には、9階建てのバサンタプル・ダルバールがあり、狭い階段を上ると、外のバサンタブル広場のにぎわいや、山の向こうに白嶺ランタン・ヒマールが見える。中庭東側はマヘンドラ博物館。 9代マヘンドラ王にまつわる品々が展示されている。ここから北側に見える、立派な三重の塔は、王室付属のタレジュ寺院。
中庭を巡りI終えて外の通りに出たら、ダルバール・スクエアのほうには戻らず、北へ足を向けよう。角には石の神像があり、道行く人々の礼拝を受けている。シヴァ神の化身のひとつで恐陳の神、カーラ・バイラヴ。刀を振り上げ生首をぶらさげているが、どこか童話的でかわいい感じ。