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バングラデシュ

2007.04.23  大河の三角州に広がる豊かな大地

バハルプール
1985年、世界遺産に登録されたインド亜大陸最大規模の仏教僧院跡がある。8~9世紀にかけて在位したパーラ朝第2代の王ダルマバーラによって建立されたパーラ朝仏教美術を、代表的する僧院遺跡の一つであり、旅行者にとってはバングラデシュ最大の見どころの一つでもある。

現在はレンガ造りの基壇と土台の石、そして周壁などが残っているだけだが、当時ここには高い尖塔が建ち、木造の楼閣がそびえたっていた。177の僧坊、72の台座、中庭、仏舎利裕が一週330mの四角形の敷地内に存在し、広い寺院の中庭の中央には十字形四方基壇があった。これらの伽藍配置はインド仏教末期の典型的な配置図であるといわれる。
各部屋には中庭へ続く石のトイがあり、下水システムが存在したものと考えられている。ここはインドや東南アジア各地から集まってきた数多くの修行僧 たちが瞑想をし、経を読んでいた僧坊だった。
壁にはおよそ2800枚に及ぶテラコッタがはめ込まれていた。そこには、仏陀の尊顔、ヒンドゥー教の神々、動物や人などが描かれていた。
このパーラ朝の建築様式はミャンマーのバガン、インドネシアのロロジョングラン寺院、そしてカンボジアのアンコール・ワットにも影響を与えたといわれいる。頂上からは寺院の全体像と周辺が見渡せて眺めがよかったが、最近遺
跡の破壊を避けるために、登るのが禁止された。