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トルコ
2007.05.25 【文明の十字路・エキゾティックな国トルコ】
橋とトンネルは日本企業が受注
メルハバ!(トルコ語でこんにちは)
コックス・アンド・キングス・ジャパンでトルコの営業・手配を担当しているジェムです。
イスタンブールの人口は約1200万人。その3分の2がヨーロッパ側、3分の1がアジア側に住んでいます。トルコの首都はアンカラですが、人口ではもちろんイスタンブールがトップ。郊外へ郊外へと都市規模が拡大しています。
さて、ボスポラス橋が完成した1973年当時、95年までは人口と車両の増加から見ても端の要領は十分と考えられていました。ところが橋の完成は
物流と人の流れの増大を促し、渋滞がひどくなりました。80年頃には新たな海峡橋が必要との議論が持ち上がり84年に正式に建設が決まります。
第2海峡橋は第1より北に計画され、85年に建設が始まります。工事を請け負ったのは日本の大手建設会社。発注が決まる前、自民党の大物代議士がトルコを訪れ、ぜひ日本の会社にやらせてほしいとトルコの首相に直談判したエピソードが伝わっています。
この話が流れると、当時のサッチャー英首相がトルコに飛んできました。「英国はトルコから大量に物を買っている。橋の建設は英国企業にやらせてほしい。」と逆転を狙ってのことでした。国際的な大型工事の受注をめぐっては、有力な政治家が動く例がここにもよく表れています。
結局、英国は橋本体の建設は取れませんでしたが、高速道路などの建設を受注しました。トルコの政府としてもサッチャー首相の顔を立てる必要があったのですね。
第2海峡は88年に完成します。長さは第1より50メートル短い1510メートル。だが、第1、第2ともに車専用でレールは敷設されませんでした。
そこで今度は海峡をトンネルでつなげ、鉄道を走らせるプロジェクトが昨年5月にスタートしました。この工事にも日本の大手建設会社が参加しています。完成するとアジアとヨーロッパが、ボスポラス海峡を越えて初めて鉄路で結ばれることになります。
