旅は人生なり
魅力ある国の旅情報
トルコ
2007.06.22 【文明の十字路・エキゾティックな国トルコ】
田舎では一種の祭り、3日間続く披露宴も
メルハバ!(トルコ語でこんにちは)
コックス・アンド・キングス・ジャパンでトルコの営業・手配を担当しているジェムです。
結婚が人生最大の華やぎであることは、トルコも日本も同じです。イスタンブールのような都会では、恋愛から結婚へと進むのが一般的で、結婚式もごく簡素に済ます。ところが田舎へ行くと、披露宴が金・土・日曜日の3日間も続く伝統的な結婚式が残っています。地域の人々にとっては一種の祭り。村全体で若い2人の門出を祝うのです。
結婚は、息子に嫁をもらうというのが
トルコの古くからの考えです。「家」の繁栄と継続を重んじた日本と似ていますね。結婚が決まる前には、まず男性の親が女性の両親のもとに出向き、「お宅のお嬢さんをうちの息子に嫁にください」と申し入れます。親がいない場合は祖父母や叔父(伯父)・伯母(叔母)などが代役します。
申し入れを受けた女性の親は、1度ではオーケーしません。「ちょっと考えさせて」と返事があったら脈ありです。その気がなければ初回に「ダメ」といいます。
さて、2度3度と申し込みをして、初めて女性の親からオーケーが出ます。それから結婚まではしばらくの期間をおき、その間に家族同士、近い親類同士が会う機会を設けます。若い2人の結婚によって親類付き合いが始まる前に、互いの理解を深めておくのです。家族関係を大切にする伝統から出た習慣といえます。
結婚式は自宅で行います。金曜日から日曜日までの3日間、ドラムなどの楽器を伴奏に村の人々は伝統の衣装を着て踊ります。初日は、女は女同士、男は男同士で集い、花婿・花嫁は別々に過ごします。
最後の3日目、花嫁は馬に乗り婚家へ向かいます。婚家についた花嫁を迎え花婿とともに家に入るとき、集まった人々は2人にコインやキャンデーを投げかけます。部屋に入った2人の前には、果物や食事が供されるのですが、フォーク、スプーンは1組だけ。2人が同じ食器とフォーク、スプーンを使い、分け合って食べることで結婚生活をスタートさせるのです。
