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トルコ

2007.11.23  【文明の十字路・エキゾティックな国トルコ】

各国のマーチングバンドの原型に

メルハバ!(トルコ語でこんにちは)

コックス・アンド・キングス・ジャパンでトルコの営業・手配を担当しているジェムです。

作家の向田邦子さんが台湾での飛行機事故で逝ったのは25年前の8月22日でした。まだ51歳。いまも健在ならどれほど多くの優れた作品を生み出していたかと残念でなりません。その向田さんのドラマの中の1本、「阿修羅のごとく」はみなさんご存知でしょうか。これからお話するのは向田ドラマとトルコの関係、といっても

ドラマの筋立てに関することではありません。「阿修羅のごとく」に使われた音楽のことです。「阿修羅のごとく」のパート1が放映されたのが1979年ですからもう27年も前のこと。4姉妹と父母が織りなす見応えのあるドラマでしたね。そのドラマで「テーテケテッ」と日本人には授受聞き慣れない旋律の音楽が流れていました。これを演奏したのはトルコ軍の楽隊です。トルコ軍楽隊は15、16世紀、オスマントルコがヨーロッパを席巻したときに有名になりました。戦いを挑む軍を鼓舞するために軍楽隊は欠かせない存在だったのです。軍楽隊の機嫌は紀元前のアレキサンダー大王の時代にさかのぼると言われています。ヨーロッパ、アジア、アフリカにまたがる大帝国を築き上げたアレキサンダー大王が、中央アジアに住んでいたトルコ人を攻めたとき、トルコ軍はドラムをたたいて戦意を駆り立てたとトルコ外務省の資料にあります。トルコの軍楽隊は、各国に誕生したマーチングバンドの原型となったばかりでなく、ベートーベンやモ-ツァルトの交響曲やオペラにも影響を与えました。今日、軍楽隊の演奏はイスタンブールの軍事博物館で聞くことができます。イスタンブールを訪れたら「阿修羅のごとく」を思い浮かべながら軍楽隊の演奏を楽しんでください。