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トルコ

2007.12.07  【文明の十字路・エキゾティックな国トルコ】

七面鳥の英語名、トルコ人には違和感

メルハバ!(トルコ語でこんにちは)
コックス・アンド・キングス・ジャパンでトルコの営業・手配を担当しているジェムです。

街にクリスマスソングが流れ、華やかなイルミネーションが輝く季節になりましたね。気ぜわしいけれども心は浮き立ちます。
この季節に受難を迎える鳥といえば・・・。


七面鳥。日本では普段あまり食べないようですが、欧米では高たんぱく低カロリーの食肉としてローストや薫製、ソーセージなどで食べます。
ここで紹介したいのは食肉としての七面鳥ではなく、七面鳥の英語名とトルコの関係です。もうお気づきでしょう。そう、七面鳥は英語でターキー(turkey)つまりトルコと同じ綴りで表します。
なぜ、七面鳥にトルコの英語名がつけられたのか。それは七面鳥がトルコを経由してヨーロッパに入ったことに由来しています。
16世紀に最盛期を迎えたオスマントルコ帝国は、アジア、アフリカ、ヨーロッパにまたがる広大な領土を誇っていました。そのころ北アフリカの一部に生息していた鳥が、トルコ人によってヨーロッパにもたらされ、トルコの鳥つまりターキーと呼ばれるようになったのです。
このエピソードは、トルコが世界の食文化に貢献していることを示すものですが、実はトルコ人は幾分困惑しています。以前、ある種の風呂をトルコの名を冠し て呼んでいたことがありました。その時と似たような感情を持つといったら言い過ぎかもしれません。しかし、なぜトルコが七面鳥になるのか、との違和感は私 も持っています。
1990年ごろ、トルコ政府は米英に対しターキーと呼ぶのをやめ、トゥルキィエ(Turkiye)としてほしいと要請したことがあります。しかし特殊な風呂にトルコの文字を冠するのをやめたようにはいかず、未だに英語ではターキー(トルコ)=七面鳥のままです。