旅は人生なり
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2007.04.02 第2話 ヒンドゥの苦しみ、悲しみ
旅は人生なりを担当するコックス・アンド・キングスの松井です。
出版社のお許しを頂いたので、私なりの解釈ですが、インドの一空港や、駅名を変えた【チャトラパティ・シヴァジー】さんについての第2話をお届けします。
第2話
ヒンドゥの苦しみ、悲しみ
南に弱くて小さなヒンドウの王国があり,いつも近隣の小国間の 争いは絶えなく,肉親間でさえ,闘争のひびが続いていました。実際、 その頃のヒンドウの王国等と言うものは,とても惨めで、彼らの宗教、文化,生活、プライド、栄誉などの全てが外国人の侵略者によって踏み にじられていました。従って、彼らの自尊心などはなくなり,希望の欠けらさえも持てなくなっていたのです。
ヒンドウの王国に人々は,ムスリムの皇帝に仕え、ムスリムの軍隊に入り,仕事をしていたのです。辱めを受けた状態で,同じヒンドウの王国の同族であ りながら,違った 皇帝に仕え、同民族の士でありながら、敵の兵隊として働かされていたものですから、シャハジーの兄弟は彼の妻・ジジャバイの兄弟に殺されたのです。
丁度、日米戦争時代の日系人兄弟のように兄弟であり,親族でありながら,向き合って戦った歴史も日本に残っています。
ヒンドウの女性はこの悲劇にじっと堪えていました。黙っていることを強いられました。その頃は,自分の親族や兄弟や息子が争うほど入り乱れていたものですから、どの皇帝が勝って欲しいかも分らない状態でした。
シヴァージの妻、ジジャバイはの悲しみや苦しみは深く、この苦しみを見ていた義父は、よく自分の義理の娘に慰めの言葉をかけていました。
ジジャバイは深くため息をついて、言いました。「お父様、このような悲しいことがいつまで続くのでしょうか? どうしてヒンドゥーの人々は互いに殺し合う、【殺し屋】のような生活が続くのでしょうか? これが私達の運命なのでしょうか?」
義父ビットリージーは慰めるようにこう云いました。
「娘よ 希望を捨てなさんな」。今が一番悪い時期なんだ、こんな時代は長くは続かないよ。いつか変わるだろう。この間の夜、私はシバ神様と夢の中で会い、シバ神からこう言われたんだ、【ヒンズー教徒を救うため、私はお前の家に私の化身を授けようと思う。】と。
だから希望を失わないで!親愛なるわが子よ。シバ神の言われた彼の化身の到来をひたすら祈りなさい」。と
ジジャバイは宗教心の深い女性でしたし、この義父の言葉で心を安らげる事ができましたので、段々と希望が持ててきました。
丁度、身ごもっていたジジャバイは【この子供がシバの神様が言われた化身でありますように】と祈りました。
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